大罪組の心情や堕天の切っ掛けになる思いを書いてきましたが、
今回はちょっと脱線してルシフェル→リリスな内容です。
ルシフェルが何でリリスに惹かれたのか・何故執着するのか、
我が家ではこんな感じになってます。
巷にはリリス→ルシフェルはあっても逆はあまり見ないので…
ルシフェル→リリスもお薦めですよと秘かに。

　「対の黒翼」


この真っ白な世界でただ一人
黙して生きていた
胸に抱く痛みの意味を知りながら
それを口にする事はなく

目に映る小さな疑念
それが私の闇を広げていった
その度居場所を無くす様に
声を殺す事しか術は無い

どうしてお前はそんな風に
思いを言葉に出来るのだろうか

お前が神に突きつける刃が
私に確信を与えていく

そして私に「孤独」を教えた

この箱庭の中でただ一人
お前だけが私と同じ
良く似たお前の異なる強さが
私を救う唯一の罪

殺し続けてきた自我を
お前の言葉が目覚めさせ
再び生かしてくれる
だから私はここに気付く
この痛みこそ我が意志の証

私達は同じ翼で飛ぶ
例えどちらかが折れようとも
共に在る限り飛び続ける事が出来る
だが故に私達は
二度と離れる事を許さない